1、ゴム製 水 枕 ・ 締め金具の洗浄・乾燥方法
目出度く熱が引いて病気が全快し、ゴム製 水 枕 を必要でなくなると
水 枕 を良く洗って清潔にし水を切って乾燥させる必要があります。
ゴム製 水 枕 に使われている天然ゴムは大変デリケートな素材です。
使用後の 水 枕 は、固形石鹸を使って洗い、ボデーシャンプーなどの保湿成分などを
含む洗剤は使用しないで下さい。成分が 水 枕 に残って天然ゴムを劣化させます。
洗い方は、軽く手の平で優しく洗って下さい。
石鹸で洗った後は、流れる水で 水洗い して石鹸成分を充分洗い流して下さい。
乾燥は、日陰の直接風に当たらない涼しい場所に逆さに吊るして干します。
この場合、尻尾の穴あきフックの穴は利用せず、洗濯バサミで挟んで吊下げます。
これは、穴あきフックのゴム穴に亀裂を生じさせないための配慮です。
乾燥した日ですと、半日も干せば充分に乾燥させる事が出来と思います。
乾燥は、ゴム製 水 枕 の中でゴム同士がくっ付かない様ハンカチなどを
中に入れて置くと、水が切れると同時に完全に乾かす事が出来ます。
締め金具は、水をよく切って乾かせば錆びる心配はありません。
締め金具の回転部分に油を注さないで下さい。余分の油がゴムに着くとゴムを劣化させます。
安眠のため毎日使うゴム製 水 枕 は、数日に一回程度の割合で水を交換し固形石鹸で洗い、
日光や風に当たらない室内に逆さに吊るし乾燥させて下さい。
ゴム製 水 枕 の 乾燥例 を写真に示します。
2、ゴム製 水 枕 ・ 締め金具の保存方法
充分乾燥させたゴム製 水 枕 の内側に、よく乾燥したタオルなどを入れ、
内側のゴム同士がくっ付かない様工夫します。
ゴム製 水 枕 は、出来れば黒色のビニール袋に折り曲げないで密閉収納します。
購入時の収容箱があれば、その箱へ入れて保存します。
収容箱がない場合は、ゴム製 水 枕 が充分入る箱へ入れて保存します。
その場合、ゴム製 水 枕 が上から圧迫されない様注意します。
締め金具は、ゴム製 水 枕 から外した状態で保存します。
保存する場所は、乾燥した光線の入らない風の当たらない涼しい場所が適当です。
ベビーパウダーを塗布すると長持ちすると言われますが、私の場合失敗した事があります。
ベビーパウダーに含まれる有効成分が劣化を促進したのかも知れません。
私は、ベビーパウダーの散布をお奨めしません。
半年に一度位は、点検のために取り出して水を入れ使用して見てください。
3、ゴム製 水 枕 の劣化要因
頭や皮膚の油脂類は天然ゴムを融かし劣化を著しく早めます。
外気や室内の空気の流れに晒されると天然ゴムが変質し早く劣化します。
特に、日光や蛍光灯などの紫外線に晒すと天然ゴム表面にひび割れを生じ、劣化を早めます。
ゴムを上から押える圧力、ゴム同士の接触、無理な曲げなどがゴムの劣化を早めます。
ゴム製 水 枕 の内側に生える黒カビは天然ゴムの内部に食い込み劣化を早めます。
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